前回の数学に続いて、95点取るシリーズ第2弾です。
これからも95点シリーズとして各教科取り上げていきますが、最も95点を取りやすい科目が社会と理科です
数学は、小学生から身に付けてきた計算力が必要なので、点数が上がるまでに時間がかかる場合もあります。
中学1年生で学習した方程式の単元を忘れてしまい、2年生の連立方程式の単元、3年生の二次方程式の単元で苦労してしまうことがよくあります。
数学や英語は積み重ねの教科ですので、その時の定期テストへの勉強だけでなく、それまでに学習した単元の理解が必要になります。
一方で社会は、それぞれの単元の関連性が薄いです。
例えば、地理の関東地方が苦手だから、次のテスト単元の東北地方も苦手。。。
とはならないです。
もし、関東地方の地理についてほとんど覚えていなかったとしても、次回の定期テスト範囲の東北地方をしっかり覚えることで、95点を取ることは十分可能です。
社会や理科は定期テスト毎に、みんな横一線からのスタートが始まるということを理解しておくことが大切です。
では、なぜ毎回95点以上、時には100点を取ることができる生徒がいるのでしょうか?
それは、以下のことをしているからです。
①テストで95点以上の点数を絶対取ると決める
②前回のテストでどこから出題されているかを研究する
③学校のワークを完璧にする
①について
まずは、大前提として95点以上を絶対取ると決める必要があります。
社会は、先ほどお伝えしたとおり、それぞれが独立した単元になっているので、今回のテスト単元への勉強時間をきちんと確保することができれば、必ず点数が取れます。
勉強して語句や事柄を覚えれば覚えるほど、テストで高得点が取れる可能性が高くなります。
②について
社会の定期テストには、学校の先生の特徴が色濃く出ます。
・教科書の太字を中心に出題する
・教科書の写真から出題する
・地図帳や資料集から出題する
・1問1点で100問出題する
1年生で最初の定期テストの場合は、対策のしようがないですが、2年生、3年生は過去の定期テストを見直して、どのような箇所から(教科書、地図帳、資料集)出題されているのかを研究しましょう。
『孫子・謀攻』に
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」
という言葉もあるくらいに、前もって彼(定期テストの出題傾向)を研究して、定期テストに備えましょう。
僕自身は、1問1点の100問テストが最も好きでした。
かなり細かいことを覚えても出題される可能性があるので、頑張って覚えようという気持ちになったことを覚えています。
また、教科書に掲載されている小さい白黒写真から、意外に出題されているということにも気付き、対策を練りました。
③について
学校のワークが大切なことは、繰り返し伝えてきました。
ただ、ワークの取り組み方として、教科書を横において、教科書で調べながら埋めていくという『作業』をしてしまっている場合はかなり危険です。
それが『正しい』と思っている場合、直すのに時間がかかります。
英語や数学では自分の力で学校のワークに取り組む生徒も、社会や理科は教科書を横において語句を写す『作業』に大切な時間を使う生徒もいます。
語句をしっかり覚えられていないので、ワークが間違いだらけになってしまうことを避けたいのだと思います。
多くの生徒をみてきましたが、上記の『作業』では、平均点を取ることさえも難しいでしょう。
学校のワーク1周目は、その時点で自力でできる問題とできない問題を区別するだけです。
できなかった問題は、その後2周目、3周目で集中的に覚え直していきましょう。
覚えられるまで
学校のワークを完璧に覚えることができた時、95点に近づいています。
社会という教科は、覚えられたか覚えられていないかを確認するだけなので、
そこに難しい、難しくないという概念はないと僕は考えています。
それでは、今日はこのへんで!