姿勢を正す

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スポーツにおいて、型やフォームが大切なように、勉強に取り組む時の姿勢もとても大切です。

 

姿勢の悪い生徒は大きく分けて2パターンです。

 

①椅子に浅く座って、背もたれを使う

②机に肘をついて勉強する

 

①について

こちらを直すことは比較的容易です。

当教室の椅子は、すぐに高さを変えることができるので、椅子の高さが合わないということはありません。

そのうえで、椅子に深く座るだけで自然と良い姿勢を保つことができます。

 

②について

この場合は、少し時間がかかる可能性が高いです。

生徒自身が、今まで肘をついて勉強する習慣がついてしまっている場合は大変です。

 

そのような生徒は、問題を解く時や英単語を覚える時などにも肘をついてしまいます。

 

すぐに直すことができれば良いのですが、

『肘をついた方が集中できる』

と本気で思っている場合があります。

 

学校の授業中においても、ずっと肘をついていることが習慣になってしまっていると、【関心、意欲、態度】の項目で低評価となってしまいます。

 

過去に、定期テストの点数は悪くないにもかかわらず、通知表の結果が良くないと感じていた生徒がいました。(通知表は、担当教師の主観が入ってしまう部分があるのは感じていましたが)

 

面談をして詳細を聞いて分かったことですが、学校の授業でも机に肘ついていることがあるということでした。

今までに、友達や先生から注意されたことはあったようですが、それほど深く考えていなかったようです。

 

『勉強する時の癖だから』

として、肘をつくことを続けていたようです。

自分の考えだけで、先生側からどう感じるかという想像力が足りていませんでした。

 

肘をつくことに慣れてしまっていたようです。

このように習慣になってしまっていると、猫背や反り腰と同じように少しずつ直していく必要がありあます。

 

肘をつく姿勢が、先生側からどう見えるかを実践したうえで、正しい姿勢との違いを説明しました。

 

生徒自身が受験生ということもあり、内申点を上げたいという思いが強かったので、少しずつ姿勢を直していくことができました。

(これが、特に姿勢が悪いと思っていない、直す必要がないと考えてしまっている場合は強敵です。粘り強く繰り返し伝えていくしかありません)

 

その生徒は、定期テストの点数も上がり、姿勢を直すことで内申点も上がり、第一志望高校に合格することができました。

 

志望校に合格することができたので、今では笑い話として話すことができますが、当時は内申点の低さに悩んでいたことも事実です。

 

塾の様子から、姿勢の悪さに気付くことができたので、原因が分かり改善できました。

 

勉強する姿勢が良い生徒は賢く見えるということもあります。

授業中の姿勢が良いと、

先生は、「この子は、きちんと授業を受けている」と感じるはずです。

野球の甲子園常連校の挨拶を聞くだけで、このチーム強そうと感じるのと同じです。

  

まとめポイント

・授業中の姿勢は、内申点に大きな影響を与える可能性がある

・姿勢が悪いことで、先生がどのように感じるかということを意識しよう

 

それでは、今日はこのへんで!