リスニング力を高めよう④

 

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先日、中学生に向けて定期試験や高校受験で満点を取る方法をお伝えしました。

 

そちらを読んでいただいた高校生の保護者さまや高校生から、

『大学受験へのリスニング対策を教えて下さい』

というご要望がありました。

 

今日はそのことについて書いていきたいと思います。

 

リスニングの基本は変わらない

①【英語耳】を繰り返す

②【速読英熟語】のCDを使い、シャドーイングをする

 

①について

僕は【英語耳】はとても良い教材なので、必ず取り組んだ方が良いと考えています。(sea とshe の発音の違いが聴き取れない場合は、必ず取り組みましょう。)

 

②について

今後、何十回、何百回と聴き続けることになるので、速読英熟語をおすすめします。

 

速読英熟語をすすめる理由

・掲載している英文が比較的やさしい

・繰り返し聴くことで、受験に必要な熟語を覚えることができる

 

どの教材に取り組んでも、英語の音声を聴けばリスニングの練習にはなりますが、難易度や効率の面から速読英熟語が最適です。

 

CDを必ず使いましょう

スマホやウォークマンなどに音声を入れて毎日聴きます。

費用はかかってしまいますが、可能であれば英語学習専用の mp3プレイヤーを購入しましょう。

安いものは3,000円くらいのものもあります。


スマホにダウンロードして聴こうとすると、思わずYouTube を観てしまうおそれがあるので、語学学習専用のプレイヤーを用意すると安心です。

 

高校生で通学に電車を利用している場合、if then プランニングの視点から、

【通学中はリスニング力向上の時間】

と前もって決めておき、それを実行できれば、リスニングは必ず武器となります。

 

毎日英語の音声を聴くことがリスニング力向上のためには大切で、聴いたり聴かなかったりということでは、大学受験には太刀打ちできません。

 

シャドーイングとは

『同時通訳の訓練法』

と言われており、多くの方が英語学習において、とても効果のある方法と信頼されています。

 

発音された音声のあとに0.5秒ほど遅れて、聴いた音声をそのまま口で発声することです。

 

英語学習において音読することも、英語力向上に効果がありますが、それにプラスして音声を聴くので、ただ音読するよりも効果のある勉強法だと考えています。

 

『シャドーイング』をネットで検索することで、様々な人が様々なやり方を説明してくれているので、参考にしてみてください。

 

耳で聴いた音声を、そのまま声に出す

 

あまり難しく考えず、これだけ意識できればOKです。

最初から英語の音声で取り組むことが難しい場合は、日本語でニュースを読むアナウンサーのシャドーイングをしてみましょう。

 

日本語であれば、耳で聴いた音声をそのまま声に出すことができるはずです。

日本語でのシャドーイングで慣れてから、英語でのシャドーイングをすることも1つの方法です。

 

速読英熟語を完璧に覚えてしまうほど繰り返すことで、リスニング力のみならず、

英熟語、英単語、長文を読む速度、文法力をも向上させることができます。

 

注意点

速読英熟語の英語本文を、日本語に訳せるようにしておくことが大切です。

(品詞分解もできていれば理想的です。)

 

どのような内容を言っているか分からない状態では、英語だけを聴きとることができても、それが日本語に結びつかず、意味がありません。

 

最後に

僕がシャドーイングに取り組み始めたのは、TOEIC の勉強を始め点数を上げたいと思った大学時代です。

 

そもそも、シャドーイングというもの自体を知らなかったので、できなかったですが、大学受験時に知っていれば、あれほど英語に苦労することもなかった可能性が高いです。

 

何事も早く始めれば始めるほど有利です。

受験勉強も半年前より1年前、1年前より2年前にスタートさせる方が有利なことは言うまでもありません。

 

それでは、今日はこのへんで!